研究課題/領域番号 |
12620041
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
瀬川 信久 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (10009847)
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研究分担者 |
鹿野 嘉昭 同志社大学, 経済学部, 教授 (60241767)
北見 良嗣 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00312330)
高見 進 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (20009848)
岡庭 幹司 北海道大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (60272407)
アンダーソン ケント 北海道大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (80322783)
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キーワード | 金融の自由化 / 規制緩和 / サービサー法 / 倒産法 / 資産流動化 / 証券化 / 担保権 / オフバランス |
研究概要 |
本共同研究は、経済・金融構造の変化、それに伴う法制度改革の中での倒産法制のあり方を、金融システムという広範な観点から探るものである。 2000年度には、18回にわたる公開の研究会を開催したほか、2000年7月には債権回収・サービサー制度の実態調査を実施し、また、11月には、北見良嗣がアメリカにおける資産流動化の現況と諸問題、格付機関から見たわが国証券化の問題点につき海外調査を実施した。 当初は、サービサー法、デリバティブ、近代的抵当権論、整理回収銀行による債権回収、国際倒産など、今日の金融をめぐる諸問題を幅広く検討した。11.に掲げる北見、アンダーソン、瀬川の論文はその成果の一部である。しかし、研究の進行とともに、資産流動化・証券化が今日の問題解決の手掛かりになるとともに、今後の規制度を展望するキーワードとなると認識するに至った。そこで、それまでの調査研究を資産流動化・証券化の観点から整理検討し、また、同じ観点から、民事再生法、SPC法などの諸立法と、流動化・証券化の実務の動向を、倒産法、金融監督等の多角的な観点から調査・検討している(SPC法立法関係者、弁護士・公認会計士からのヒヤリングなど)。 2001年夏には、資産流動化・証券化をテーマに小シンポジウムを開催する予定である。
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