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2002 年度 実績報告書

東アジアにおける「公論」形成の比較史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12620076
研究機関東京大学

研究代表者

三谷 博  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50114666)

研究分担者 並木 頼寿  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (80155986)
黒住 真  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (00153411)
季 衛東  神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70224889)
村田 雄二郎  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70190923)
キーワード公論 / 公議 / 民主化 / デモクラシー / 東アジア / 中国 / 韓国 / 日本
研究概要

本年度は最終年度のため、もっぱら成果の公表に関わる仕事を行った。まず4月20日には、主要メンバーが集り、東京大学出版会の編集者を招いて、出版計画の打ち合せをし、7月20日には研究会の最終回を開いた。
成果公表の最初は、10月19日に東京大学大学院総合文化研究科で開いた公開シンポジウムである。同地域文化研究専攻主催の形で、「近代東アジアの公論形成-民主化の経験と可能性」と題し、村田雄二郎の司会の下、三谷博が「近代日本における公論システムの形成」、金容稙が「儒教的公論政治と公共領域-韓国民主主義の起源」、季衛東が「公約と公憤-近代化中国における法の議論空間」と題する発表と討論を行った。また、12月14・15日に開かれた東京大学シンポジウム「東アジアの公共知」では、メンバーの黒住真・村田雄二郎が組織に尽力し、季衛東・張寅性・三谷博が関連する発表と討論とを行った。
これと併行して出版物での公表計画も進行させた。年度末現在までに実現したのは、エッセンスを中国語で公表することで、香港中文大学の月刊誌『二十一世紀』2003年二月号に、三谷・金・張・季の論文が掲載された。中国の今後との関係でどのような反響があるか、楽しみである。フル・ペイパーに関しては、2003年中に東京大学出版会から論文集を刊行する予定であり、それが実現した後には、英語版をHarvard大学の出版部から出そうと、メンバーのAndrew Gordonと協議中である。
出版以前に成果を知るには、各研究会ごとに詳しい記録をホーム・ページに載せているので、下記を参照されたい。
http://ask.c.u-tokyo.ac.jp/~hmitani/

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 三谷 博: "日本「公議」機制的形成"二十一世紀(香港中文大学). 75. 44-53 (2003)

  • [文献書誌] 金 容稙: "當代韓図政治文化的複合性"二十一世紀(香港中文大学). 75. 54-63 (2003)

  • [文献書誌] 張 寅性: "東亞公共空間興國際社会"二十一世紀(香港中文大学). 75. 64-72 (2003)

  • [文献書誌] 季 衛東: "自決権興憲政理論"二十一世紀(香港中文大学). 75.

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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