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2000 年度 実績報告書

ドイツ・シュレーダー連立政権における「新しい中道」路線と改革政策についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 12620099
研究機関早稲田大学

研究代表者

坪郷 實  早稲田大学, 社会科学部, 教授 (20118061)

キーワード新しい中道 / 連立政権 / 社会民主党 / 90年同盟・緑の党 / 経済政策 / 総合的環境政策
研究概要

1998年に成立したドイツ・シュレーダー政権は、社会民主党と90年同盟・緑の党との連立政権である。この政権の「新しい中道」路線は、政治・経済・社会の「イノベーション(革新)と公正」をキー・ワードにしている。本年は、ヨーロッパにおける社会民主党ないし労働党主導政権の特徴と分析枠組みを整理するための資料を収集すると共に、1998年まで政権にあったコール(キリスト教民主同盟)連立政権の政権政策の特徴と成果を整理した。さらに、シュレーダー政権の政権戦略としては、次のような点を中心に調査を行った。
1経済政策に関しては、「将来プログラム2000」、「雇用・職業訓練・競争力のための同盟」などについて資料を収集した。ここでは、供給サイドの経済政策と需要サイドの経済政策のミックスが試みられている。
2環境政策に関して資料を収集した。特にエネルギー政策について次のような点が注目される。新エネルギー政策の下で、脱原発を決定し、原子炉の稼働年数の平均を32年とする合意に達した。自然エネルギーの促進により、2010年までにその比率を10%(1999年6%)に増加させる。さらに、コジェネレーションと1999年に導入されたエコ税により、2008/12年までに地球温暖化ガスを(1990年水準に対して)21%削減することを目標にしている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 坪郷實: "地方自治と介護保険-ドイツの事例を中心に"海外社会保障研究. No.131. 3-13 (2000)

  • [文献書誌] 坪郷實: "循環型経済社会への転換を"山口定・神野直彦 編『二○二五年 日本の構想』所収. (岩波書店). 306-328 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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