研究概要 |
1.8月のPCカンファレンスで、「双方向性実験授業『現代社会科学論』-グローバル化とピア・レピュー-」と題して報告した。全担当授業で遠隔授業用ツール「インターネット・オンデマンド授業システム」を実験的に利用したので、その経験を反映させた。改訂論文「社会科学系教育とピア・レビュー(学生間批評)-ネットワーク・ツールを利用して-」を作成する際には、社会科学教育では『賢明に誘導されたピア・レビュー』が有効であることを強調した(11月)。2月には、シンポジウム「21世紀型大学教育の可能性を求めて」で教育実践を中心に報告した。講演録の改訂版が、オンライン雑誌『MNC Communications』に掲載される予定。 2.9月には、ブリュッセルでEUに関係する2人のベルギー人にインタビューした。リスボンの国際経済学協会第13回世界大会で、"Structural Reforms and Economists in Japanese Government : From the 1990s to the Present"を報告し、その改訂版を作成中である。 3.「20世紀の経済学の数理化・国際化」については、英文草稿を改訂中。日本での経済学史研究について、"History of economics in Japan : A turning point"(12月)の他、経済学史学会紹介(12月)、"Prejudices or Not? : Matters of Individualism and Lang uages, and the Role of the Government in Graduate-level Economics Education"(早稲田大学産業経営研究所IRBA Working Paper Series No.02-002、1月)としてまとめた。
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