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2001 年度 実績報告書

産業構造転換に伴う地域経済の再編に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12630067
研究機関中央大学

研究代表者

青野 壽彦  中央大学, 経済学部, 教授 (10055189)

研究分担者 小金澤 孝昭  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (70153517)
内藤 博夫  お茶の水女子大学, 文教育学部, 教授 (20004377)
和田 明子  都留文科大学, 名誉教授 (30087142)
キーワード地域経済と中小企業 / 織物業の衰退 / 機械工業の誘致 / 小零細企業の廃業 / 不況下の機械中小企業 / 織物問屋の変質 / 地域労働市場
研究概要

地域産業構造および地域経済に関する研究成果を収集・検討するとともに、山梨県東部の郡内地域での実態調査および資料収集を行い、次のような成果を得た。
1. 地域経済振興に果たす中小企業の役割について検討し、『地域研究・地域学習の視点』(小金澤・青野・和田他編著、大明堂発行、2001年6月)に、「地域経済と中小企業」(第1章-1、青野)として取りまとめた。
2. 谷村織物工業協同組合の資料をもとに、第2次大戦後の谷村(現:都留市)織物工業の再生と統合企業体の解体を分析し、上記『地域研究・地域学習の視点』に「都留織物業の地域的展開」(第2章-1、和田)として掲載した。織物業については、前年度から引き続き都留市の織物問屋についてのヒヤリングと資料収集を行い、調査をほぼ完了した。その結果を次年度初めに雑誌論文として発表する予定である。
3. 都留市における主力産業である織物業が衰退に向かう中で、それに代わる産業として機械工業が誘致・振興される経緯を、上記『地域研究・地域学習の視点』に「都留市における機械金属工業の展開」(第2章-2、青野)として取りまとめた。また、大月市および道志村において機械金属工業企業のヒヤリング実態調査およびアンケート調査を実施した。引き続く不況のため、廃業する小零細企業が多く、ほとんどの企業が取引停止や受注量の減少、受注単価の減少など、きわめて困難な状況にあることが判明した。
4. 郡内地域の地域労働市場および就業構造に関しては、職業安定所および商工会議所等での資料収集を継続し、利用可能となった平成12年国勢調査結果をあわせて分析を行った。その結果を来る5月に開催される経済地理学会の大会シンポジウムで報告することとなっている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小金澤孝昭, 笹川耕太郎, 青野壽彦, 和田明子(編著): "地域研究・地域学習の視点"(株)大明堂. 410 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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