研究概要 |
平成12年度の研究実績は以下のとおりである。 (1)アジア経済における地域所得推移に関する既存研究の収集および読解 収集した既存研究は40本。3月30日現在で30本読了。 (2)アジア経済における地域データの収集およびデータベース作成 中国、マレーシア、日本、についてデータベースは90%完成。 (3)他の研究者との意見交換 全体の研究枠組みについてはYale大学Ranis教授、浜田宏一教授と意見交換を行った。 中国のデータについては国務院発展研究センター研究員侯永志研究員と意見交換を行った。 (4)分析 日本の地域別製造業生産性が収束しているかどうか検証する論文を作成した。これは武蔵大学のDiscussion Paper No.30,Productivity convergence in Japan's manufacturing industriesとして刊行された。 上記目的のため、平成12年度予算より米国、中国へ出張を行った。米国出張は2000年9月に行われ、その目的は上記(1)の既存研究収集および上記(3)のYale大学Ranis教授、浜田宏一教授との意見交換のためである。中国出張は2001年3月に行われ、その目的は上記(2)のデータ収集および上記(3)の国務院発展研究センター研究員侯永志研究員との意見交換のためである。更に2000年11月には、大蔵省委託研究にてマレーシア、タイ、フィリピンに出張した際に上記(1)の既存研究収集および上記(2)のデータ収集も行った。他に上記(1)の既存研究収集および上記(2)のデータ収集のため千葉県のアジア経済研究所へ国内出張を5回行った。
|