| 研究課題/領域番号 |
12630138
|
|---|
| 研究機関 | 明治大学 |
|---|
研究代表者 |
永野 仁 明治大学, 政治経済学部, 教授 (90237545)
|
|---|
| 研究分担者 |
牛尾 奈緒美 明治大学, 短期大学, 講師 (20310378)
木谷 光宏 明治大学, 政治経済学部, 教授 (00139453)
根本 孝 明治大学, 経営学部, 教授 (20132087)
|
|---|
| キーワード | 大学生 / 就職 / 採用 / 職業意識 / キャリア / ジョブサーチ |
|---|
| 研究概要 |
今年度は、まず昨年度実施した本研究のための予備質問紙調査(対象者:大学四年生約250人)の結果を分析し、同時並行的に就職行動および採用行動に関する既存研究の文献研究を行った。
次いで、大学の就職援助部門に対するインタビュー調査を行い、求人の受付から就職の決定に至るプロセスと、そのプロセスの中での就職援助部門の関わり、さらにその部門から見た大学生や企業の最近の変化について把握した。その後、大学就職予定者(四年生約10人)に対する、個別インタビューおよびグループインタビューを行った。就職活動の開始前・開始後・決定後というステージごとの就職のための行動や職業意識の変化を尋ねた。また勤労観や長期的な職業キャリアに対する意識の把握に努めた。他方、大卒者採用企業(3社)にインタビュー調査を行い、採用戦略と採用実務について把握し、大学生や大卒新入社員の職業意識に対する採用担当者から見た見解を尋ねた。なおこれらのインタビュー調査は、ケースレコードとして記録した。
これらの活動の後、12月までに大卒就職予定者(大学四年生)に対する質問紙調査票を作成し、2000年12月中旬から2001年2月中旬にかけて調査を実施した。調査の方法は、事前に調査協力依頼を大学教員に対して行い、了解の得られた教員に調査可能な人数分の調査票をまとめて送付し、教員が学生に調査票を配布し回収した後、記入済みの調査票をまとめて返送する方法を用いた。この調査によって、25大学約1,100人の大学四年生の有効調査票を回収した。調査票は直ちに入力され、一次集計を完了させた。
なおこの集計結果に基づいて、次年度春に学会発表を行うことを、現在申請中である。
|
