研究課題
基盤研究(C)
本研究は、機関投資家が圧倒的存在感を示す株式市場にあって、多国籍銀行、とりわけ英国4大銀行がどのように経営戦略リスクを回避してきたかを、日本の都市銀行と国際比較することによって、詳細かつ体系的に明らかにすることを目的にしている。第1章においては、機関投資家支配の証券市場の力強さを説明し、機関投資家のアグレッシブな経営行動と英国4大銀行のそれへの対応について述べている。そして日本の都市銀行の対応の遅さについて指摘している。第2章は、バークレイズ銀行のリテール化に対応する経営行動の遅さの問題点を指摘し、その背景について分析している。第3章は、HSBC銀行を取り上げ、多国籍展開をしながらも、地域ではリテイルに特化する同銀行の動きを見ていく。第4章では、ナット・ウエスト銀行のリテイル化への対応の遅さから、RBSに買収されていく様子を論述している。そして第5章では、経営戦略リスクを回避したロイズTSBを取り上げ、特化戦略の展開を果敢に行なった意味について詳述している。
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