研究課題/領域番号 |
12630155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 札幌学院大学 |
研究代表者 |
藤永 弘 札幌学院大学, 商学部, 教授 (10047912)
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研究分担者 |
長井 敏行 北海道情報大学, 経営学部, 教授 (80077130)
邵 藍蘭 札幌学院大学, 商学部, 助教授 (60285088)
坂下 紀彦 札幌学院大学, 商学部, 教授
石坂 信一郎 専修大学, 北海道短期大学・商科, 助教授 (80248658)
籏本 智之 小樽商科大学, 商学部, 助教授 (20265044)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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キーワード | 21世紀の大学像 / アメリカの大学における会計教育 / 中国の大学における会計教育 / 日本の大学における会計教育 |
研究概要 |
本研究は、まず、アメリカの大学における先進的な会計教育の改善への取り組みの実態調査、社会主義市場経済に移行した中国の大学における会計教育改革の実態調査そして日本の大学における会計教育の改革・改善の実態調査を行った。次に実態調査を踏まえて、日本の21世紀の大学象の研究と会計教育のあり方についての研究を行った。 アメリカの会計教育の主要な改善の動向は(1)「暗記強要型教育」から「概念の理解およびその適用重視型教育」へ、「詰め込み型教育」から「問題解決型教育」へ、(2)「情報技術・IT技能習得教育」の重視、(3)グループ研究・グループ活動を重視した「グループ活動能力育成教育」の重視、(4)授業時間の確保と予習・復習時間の確保が挙げられる。 中国の会計教育の主要な改革の動向は、社会主義市場経済のもとでの国際競争力ある人材育成を目指した(1)グローバル化を前提とした会計教育の重視と厳しい教育評価による教員の意識改革、(2)英語による教育・IT教育の充実・会計教育ソフトの開発が挙げられる。 日本の21世紀の大学像としては、グローバル化時代、高度情報化時代、価値観の多様化時代、地方分権化時代、生涯学習時代等を反映した(1)「誰でも・何時でも・何処でも必要な時に学べる大学」、(2)「世界・社会のニーズに応えると共に、世界・社会をリードする大学」、(3)「地域に根差すと共に、世界に開かれた大学」等が考えられる。また、21世紀の会計教育としては、(1)世界に通用する会計教育、(2)多様な教育ニーズに応え得る会計教育、(3)覚える会計教育から考える会計教育、(4)多様な会計教育ニーズに応え得る教材開発・教授法の開発、(5)大学教員の教育評価による、意識改革が要請される。
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