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2000 年度 実績報告書

非線形問題の解の構造の数値解析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12640142
研究機関日本大学

研究代表者

東海林 まゆみ  日本大学, 理工学部, 助教授 (10216161)

キーワードbifurcation / water wave / rotational wave
研究概要

本研究の目的は、非対称解の有無、そしてもし存在するならその発生のメカニズム、を確かめることである。非対称解の有無に関しては理論的には未解決であるが、J.A.Zufiria('87,'88)が数値計算によって求めた非対称解の例がある。しかし我々は別のアルゴリズムを用いて数値シミュレーションしたところ、対称性を破壊するような(非対称解につながる)分岐点を見付けることができなかった。そこでそれを徹底的に確かめてみたい、というのが狙いである。
具体的な研究計画は、下記のとうりであった。
1.上記アルゴリズムによる数値実験の継続。さらに別のアルゴリズムによる数値実験も行う。
2.別のアプローチを考える。
1.については計画通り数値実験をおこなっているが、非対称解は得られていない。モード数の高いところでの計算であること、複雑な分岐構造であること、などの理由で計算には時間がかかる。しかし一方我々は、非対称解は存在しないのではないか?という見解を持ち始めている。では非対称解が存在しないことを、数値計算によって裏付けるにはどうすればよいか。を考慮するとともに、3.の別のアプローチ方法も試みている。数値計算量、計算データが膨大であるため、より高速のパソコンと容量の大きいハードディスクや記録媒体が必須である。そのため今年度の研究経費は、主としてこれらの購入にあてた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Shoji: "Bifurcation of rotational water waves"GAKUTO International Series. 19. 418-430 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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