研究課題
「ようこう」衛星の硬X線望遠鏡(HXT)で観測された太陽フレアの硬X線源と、対応するHαフレア像を比較することにより、フレアを発生させるコロナ中の磁場構造と粒子加速機構を探ることを目的として、本年度は下記の項目を実施している。・HXTで観測された硬X線フレアの、画像を含めたデータベース化を進め、また.Webを用いた公開をはかっている。・「ようこう」で協力関係にある英国内の研究所(ロンドン大学マラード宇宙科学研究所)を訪問し、本研究に関するセミナー講演および意見交換を行なった。・特徴ある海外のHα観測(例えばインド国内で取得されている、高速Hαカメラによるデジタルデータなど)と、HXTによる硬X線データとの、予備的な解析に着手した。・近年の計算機(特にパーソナルコンピュータ)の急速な性能の向上に対応し、ソフト・ハード面でのデータ解析環境の整備を進めている。
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