研究課題/領域番号 |
12640272
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
糸山 浩 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (30243158)
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研究分担者 |
土屋 麻人 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20294150)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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キーワード | 行列模型 / USp行列模型 / 非可換幾何 / P-P'open string / 非可換ソリトン / integrable system / tachyon / boundary string field theory |
研究概要 |
研究期間の前半であるところの平成12年度は、非可換幾何とひもの統一理論において我々のグループ及び海外のグループで急速な発展があったので、当初の計画を変更して、この研究の進展に多くの時間を費やした。Chen、松尾、村上と協力して3本の論文を著し、Witten等海外の著名な研究者達から大きな注目を浴びた。主な成果としては、P-P'open string with Bのspectrumの詳細な解析、散乱振幅に対する積分表示、noncommutative solitonとの正確な対応などが挙げられる。また物理一般雑誌への論文として丸善パリティ2001年4月号「変貌する超弦理論」がある。 研究期間の後半である平成13年度は、主としてBoundary field theory(BSFT)及びその拡張に関する研究を行った。藤井(亮)と協力して、可積分系であるところのboundary Sine Gordonを用いて、BSFTの構成法を見直した。特にactionのg関数との関係、off-shell boundary stateの構成等を論議した。ここ半年は中村(真)氏(KEK)と協力してBSFTをRP^2Worldsheet geometryを含む場合に拡張した。この拡張により、orientifoldとなっている時空間のtransitionを議論することが原理的に可能になった。実際にどの様な形でdecay processを考察するか、tensionが正しくでてくるか、supersymmetryがある場合への拡張等を現在考察中である。
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