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2000 年度 実績報告書

ATLAS実験におけるタウ粒子崩壊モードを用いたHiggs粒子探索法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12640276
研究機関神戸大学

研究代表者

蔵重 久弥  神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (20205181)

研究分担者 石井 恒次  神戸大学, 自然科学研究科, 助手 (20322208)
キーワード素粒子物理学 / 陽子陽子衝突型加速器 / アトラス実験 / ヒッグス粒子 / タウ粒子
研究概要

PC-Linuxシステムを採用した新たな計算機設備として、サーバーとして850MHz Dualクラスの計算機及び大容量ディスクとして約100Gbyte、またクライアントとして800MHz Singleクラスの計算機(ディスク容量約20Gbyte)を導入し、その上で従来からのPYTHIAイベント・ジェネレータ、ATLFASTシュミレーション及び解析プログラムを移植した。
この計算機環境上で、標準理論から予測される軽いHiggs(100-150GeV)と、超対称性理論から予想される荷電Higgsを対象として、タウ粒子に崩壊するモードに関して、分岐比、アクセプタンス等の基礎的な量についての研究を行なった。シグナルに関して、従来の解析方法を試した結果、概ね再現することがわかった。現在、タウ粒子再構成について、より効率の良い方法を検討、研究中である。
またバックグラウンドについては、大量のイベントを発生させ、解析を行っている。この中には、今までには正確に見積もられていない効果(ミニジェットなどによるもの)や違ったイベント・ジェネレーター(主にハドロン生成仕様が異なるもの)による解析も行おうと検討しており、現在方法などを考案中である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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