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2000 年度 実績報告書

ペンタメチルシクロペンタジエニル基を配位子とする9族金属超分子錯体の合成と機能

研究課題

研究課題/領域番号 12640545
研究機関東邦大学

研究代表者

山本 育宏  東邦大学, 理学部, 教授 (40087515)

キーワードロジウム錯体 / イリジウム錯体 / ペンタメチルシクロペンタジエニル基 / 超分子錯体 / 2核,4核錯体」
研究概要

ペンタメチルシクロペンタジエニル基を持つロジウムおよびイリジウム錯体,[Cp^*MCl2]2(M=Rh,Ir)と1,4-ジイソシアノベンゼンとの反応は2核錯体,[Cp^*MCl_2]_2(CNC_6R_4NC)1を与えた。1をAg(CF_3SO_3)で処理すると塩素架橋した4核錯体,[{Cp_2M_2Cl(μ-Cl)}_2(CNC_6R_4NC)_2](CF_3SO_3)_42を与えた。同じような2核錯体,[Cp^*MCl_2]_2(μ-pyrazine)3および4核錯体,[{Cp_2M_2Cl(μ-Cl)}_2(pyrazine)_2](CF_3SO_3)_44はpyrazineとの反応においてもえられた。1b(M=Ir,R=Me)や3a(M=Rh,R=Me)のX-線構造解析によりそれらの構造は確認された。2b(M=Ir)にpyrazineを反応させると塩素架橋が開裂して,新しい4核錯体,[{Cp_2Ir_2Cl}_2(pyrazine)_2(CNC_6R_4NC)_2](CF_3SO_3)_45b(R=Me)が得られた。錯体のIr....Irの距離は縦,約7Å,横,約11Åの長方形で,イソシアニドのベンゼン環およびpyrazin環は4個のIrを含む面に対してほぼ直角になつている。同じ錯体は1bとpyrazineをAg(CF_3SO_3)存在下に反応させることにより直接合成することができる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yasuhiro Yamamoto: "Molecular architecture via coordination : quasi-octahedral macrocycles of rhodium and iridium bearing a pentamethylcyclopentadienyl group"Chem.Commun.. 1801-1802 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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