研究概要 |
[Cp^*MCl_2]_21(M=Rh, Ir)とジイソシアニドとの反応により生成する2核錯体を基準化合物として、これにAg(OTf)で処理すると塩素架橋した4核錯体が、また2座配位子存在下ではそれらの配位子を含む4核錯体が生成する。これらの超分子錯体は配位子によりその空孔が4x12Aの大きさにまで制御することができる。 2座配位ホスフィンや3座配位ホスフィンと1との反応から単核および2核錯体が得られる。これらをもとに異なる錯体を反応させることによりホモあるいは異核多核錯体の合成をおこなった。その結果ルテニウムやパラジウム、白金を含むロジウムやイリジウムペンタメチルシクロペンタジエニル錯体を単離した。また、ジチアンやトリチアンを配位子とした多核錯体も合成した。
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