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2001 年度 実績報告書

CT画像計測による頭蓋諸形質の時代変化

研究課題

研究課題/領域番号 12640699
研究機関日本大学

研究代表者

金澤 英作  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050648)

研究分担者 五十嵐 由里子  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (60277473)
佐々木 佳世子  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80190114)
葛西 一貴  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (30169396)
松野 昌展  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (10297848)
キーワードCT画像 / 画像計測 / 頭蓋 / 人類学 / 時代変化
研究概要

本研究は日本人の頭蓋の諸形質についてこれまで明らかになっていない内部構造の変化を調べるものである。今後、時代差を明らかにしてゆくためには現代人のデータと、計測制度計測法などを確立しておく必要がある。今年度は昨年度に続いて基礎となるデータの集積を行った。以下、本年度の課題遂行状況を列記する。
1.東京大学総合研究博物館所蔵の現代人頭蓋骨男性84例について、上下顎骨を含む部分のCT撮影を行った。女性については日本大学松戸歯学部の実習遺体15例について同様の撮影を行った。撮影は東芝XLeadおよび付属のワーク・ステーションRea-time Imaging Viewer Pegasus Viewerである。
2.撮影後の3次元構築像に対し、計測を行ったが、その精度について検討した。
3.上顎洞のサイズに関して、昨年度の長さ、幅、高さなど1次元計測値の他、体積を求めるためのソフト(3次元CTルーグル)を導入した。
4.上顎洞と上顎歯根尖との距離を測った。大臼歯部は平均して3ミリから4ミリであったが小臼歯以前ではこの値が大きい。最小値は第2大臼歯近心頬側根の2.7ミリであった。
5.上顎洞のサイズと年齢との関係を調べたところ、上顎洞の各計測値、体積などは加齢とともに有意に増加していることが判明した。。
6.上下顎歯の側方への傾きと下顎の側方変位の関係を探った。その結果、下顎変位により位置の変更を生じた大臼歯は咬合関係を補償するように角度を変えていることがわかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 野木隆久, 金澤英作: "CTによる上顎洞の形態計測と歯根尖との関係"日大口腔科学. 27,3. 227-234 (2001)

  • [文献書誌] T.Nogi, E.Kanazawa: "The Relationship between Tooth Roots and the Floor of Maxillary Sinus Assessed by using CT Images"Dental Morphology 2001. 257-266 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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