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2000 年度 実績報告書

二相系格子ボルツマン法を用いた界面ダイナミクス解析法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12650164
研究機関京都大学

研究代表者

稲室 隆二  京都大学, 工学研究科, 助教授 (20263113)

研究分担者 河合 一穂  京都大学, 工学研究科, 助手 (00231267)
キーワード格子ボルツマン法 / 気液二相流 / 液液二相流 / 数値解析法 / 液滴
研究概要

二相系格子ボルツマン法を用いて,気液および液液二相流に適用できる新しい3次元界面ダイナミクス解析法を開発し,それを用いて気液および液液二相流の基本的問題に適用し,手法の妥当性および精度を検証した.本年度得られた成果は下記の通りである.
1.液二相流に適用可能なガリレイ不変性を満たし擬似流動の小さい二相系格子ボルツマン法を開発した.
2.一方の成分の液相の中に他方の成分の液滴を置き,その状態でせん断流れを作用させ,無次元数(キャピラリー数および粘度比)を変化させたときの液滴の変形および分裂の挙動を解析し,既存の実験結果と比較することにより,開発した手法の妥当性および精度を検証した.
3.一方の成分の液相の中に他方の成分の液相ジェットを吹き込んだときのジェットの分裂挙動を解析し,既存の実験結果と比較して手法の精度を検証した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Inamuro: "Flow between parallel walls containing the lines of neutraily buoyant circular cylinders"Int.J.Multiphase Flow. 26-5. 1981-2004 (2000)

  • [文献書誌] T.Inamuro: "A Galilean invariant model of the lattice Boltzmann method for multiphase fluid flows using free-energy approach"Comput.Phys.Commun.. 129. 32-45 (2000)

  • [文献書誌] T.Inamuro: "Lattice Boltzmann simulations of drop deformation and breakup in a simple shear flow"Lecture Notes, Springer-Verlag. (未定). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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