• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

環境に優しい複共振ソフトスイッチングAC/DCコンバータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12650297
研究機関崇城大学

研究代表者

長尾 道彦  崇城大学, 工学部, 教授 (10039670)

キーワードAC / DCコンバータ / フォワードコンバータ / ソフトスイッチング / 力率改善
研究概要

本研究の目的は,極めて簡単な回路構成によりソフトスイッチングを実現し,高効率で,伝導及び放射ノイズの発生が少なく電源電流の高調波の発生が少ない,即ち,省エネと電磁環境保全を達成する環境に優しいソフトスイッチング高力率AC/DCコンバータを開発しその設計指針を明確にすることである.
この目的で,スイッチング素子を増やすことなく,共振用コンデンサ1個のみを接続する極めて簡単な回路構成で,高力率とソフトスイッチング化を同時に達成する複共振ソフトスイッチングAC/DCコンバータを2機種開発した.そこで本年度は以下の計画をたてていた.
計画1 複共振ソフトスイッチングAC/DCコンバータ(機種1)に対し:解析結果と実験結果とを比較検討し,解析の妥当性と本回路の最終目標である設計指針を得る.
計画2 複共振ソフトスイッチングAC/DCコンバータ(機種2)に対し:本回路動作の解析を実現し実験結果と比較検討し,解析の妥当性と設計指針をえたい.
計画1に対しては,計画を遂行中,本回路はソフトスイッチングを行っているがノイズが発生しやすい問題が見いだされた.
計画2に対しては,再度回路を作製し直し諸特性を取り,その結果を電気関係学会九州支部大会,電子情報通信学会電子通信エネルギー技術研究会で発表した.
計画1の回路はノイズの問題また,計画1および2の両回路とも高い共振電圧による高耐圧のスイッチ素子が必要となり,効率の低下の問題がある.このため,これらの問題を解決し,さらに高力率な新しい回路を考案したので,現在この回路の開発と解析や実験に注力している.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 長尾道彦, 有馬大貴, 原田耕介: "複共振フォワード形コンバータ-境界モード動作-"平成14年度電気関係学会九州支部連合大会論文集. 566-566 (2002)

  • [文献書誌] 長尾道彦, 有馬大貴, 原田耕介: "共振フォワード形コンバータ-不連続動作モード-"電子情報通信学会技術研究報告. EE2002-40. 19-23 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi