1.総合学科及び普通科高等学校を対象に多様化した授業の実態に関わる次のような基礎的資料の収集を行った。 1)全国の都道府県の教育委員会を対象に、総合学科高等学校、及び選択授業や習熟度別授業を大幅に導入している普通科高等学校に関する所在調査を行った。 2)各高等学校に対して、学級数、生徒人数、時間割、校舎平面図、学校案内、教育課程表、選択授業や習熟度別授業の受講者人数等に関する資料を収集した。 3)収集した資料を基に各高等学校における校舎平面、時間割、使用教室等の相互関係について確認を行った。 2.時間割は、基本的に各学級別時間割、各教師別時間割、各教室別時間割の3種類ある。しかし、時間割は、形式が定められていないため学校毎に少しずつ異なり、3種類の時間割が全て揃っている学校はほとんどない。しかし、これらの3種類の時間割は、相互に変換可能である。通常、各学校には上記の内2種類の時間割が用意されている。そこで、各学校毎に時間割のデータ化を行い、3種類の時間割を同じ形式のデータとして揃えた。 2.高等学校の多様化した授業の実態を把握するために、基礎的分析として、時間割のデータを基に、選択授業と習熟度別授業の展開形式、授業数、受講者人数、学年、教科、総合学科の系列、教室種類・数等の関連について集計を行った。
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