研究課題
基盤研究(C)
近年における公立高等学校のカリキュラムの多様化は、選択授業と習熟度別授業の導入によるところが大きく、これらを円滑に推進するためには、教室数の整備が不可欠である。また、展開授業数の増加は教科教室型運営方式への移行に繋がる可能性があり、その場合、教科教室数の算定方法の開発が重要となる。1.普通科高等学校と総合学科高等学校について、現状の特別教室型運営方式を前提に分析を行った。(1)普通科高等学校については次の結果を得た。1)時間割のデータを基に、選択授業や習熟度別授業等の展開授業に必要な教室数の算定する方法を開発した。2)時間割を完全に作成する以前に、展開授業の方式を決定する段階で抽出可能な超過講座数別及び展開比別の展開授業数を説明変数として、重回帰分析により必要展開教室数を予測するモデルを作成した。(2)総合学科高等学校については次の結果を得た。1)総合学科の系列は、芸術系、情報・商業系、福祉系、工業系、農業系等、各学校の特性により多岐にわたることを考慮しながら、時間割から展開授業に必要な教室数の算定方法を開発した。2)ただし、総合学科はかなり多様であるため、必要展開教室数の予測は若干困難になるが、重回帰分析により系列の特性を考慮しながら必要展開教室数を予測するモデルを作成した。2.普通科高等学校について、教科教室型運営方式を前提にさらに分析を行った。(1)学校別の時間割に対応する必要教科教室数を正確に算定する方法を開発した。これより、従来の教科教室数の概算方法が必ずしも適切でないことを示した。(2)各教科教室数の予測については、通常、普通教室で授業が行われていた国語、社会、数学、英語の教科教室数の推定が鍵となる。これらの教科について、時間割を作成する前の段階で、設定可能な各講座数、総授業時限数、2・3年次展開授業講座数を説明変数とする重回帰分析により推定モデルを作成した。
すべて 2001 2000 1999 1998
すべて 雑誌論文 (15件)
SUMMARIES OF TECHNICAL PAPERS OF ANNUAL MEETING, ARCHITECTURAL INSTITUTE OF JAPAN
ページ: 83-84
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日本建築学会大会学術講演梗概集
ページ: 155-156
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