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2000 年度 実績報告書

通所型高齢者施設の体系的地域ネットワーク計画に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12650622
研究機関東京都立大学

研究代表者

吉川 徹  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90211656)

研究分担者 上野 淳  東京都立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70117696)
キーワード通所型高齢者施設 / 地域ネットワーク / 施設配置計画 / デイサービスセンター / デイケアセンター / 最適配置 / 余裕教室 / 介護保険
研究概要

21世紀の超高齢社会を目前にして、地域社会に通所型高齢者施設を高密度かつ効率的・体系的に整備することは、ますます重要性が高まっている。ここで言う通所型高齢者施設とは、従来のデイセンター、デイサービス施設、デイケア施設などの総称とする。しかし、これらの施設の役割分担やサービスの対象となる高齢者のADL能力などの属性は、その境界が必ずしも明瞭ではなく、提供するサービスの内容が類似している場合もある。したがって、より体系的な施設系列が必要となる。さらに、大都市、地方都市、農山村地域など、地域の特性に応じて、必要な施設の類型や規模、密度、サービスは異なる。また転用・可能な既存の公共施設の状況も異なっている。
本研究はこのような現状に対して、都市計画(吉川徹)と建築計画(上野淳)の専門家が協同して、地域の状況や高齢者の属性に即して、通所型高齢者施設の体系的地域ネットワークを構築する計画のあり方について具体的な提案を行うことを目指している。研究期間は本年度と来年度の2年間を予定している。初年度にあたる本年度は下記の研究を行い、成果を得た。
1)余裕教室の転用可能性を考慮した通所型高齢者施設の配置計画
東京都世田谷区北烏山を対象地域として、2025年までの通所型高齢者施設の需要と、学校の余裕教室数を予測した。この結果をもとに、余裕教室を転用して通所型高齢者施設を最適配置した場合に、どの地域のどれだけの通所型高齢者施設の需要をカバーすることが可能であるかを理論的に検討した。
2)通所型高齢者施設の実態調査
次の施設を中心に、複数の施設の実態を、介護保険の実施の影響を考慮しつつ調査した。西円山病院(北海道札幌市)、余呉やまなみセンター(滋賀県余呉町)
3)通所型高齢者施設の運営者へのヒヤリング
東京都杉並区社会福祉協議会を対象として、通所型高齢者施設の地域配置等についてヒヤリング調査を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木淳,吉川徹: "余裕教室の転用可能性を考慮した通所型高齢者施設の配置計画について"日本建築学会大会学術講演梗概集. F-1. 583-584 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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