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2001 年度 実績報告書

教育施設の緑化計画がもたらす「まちづくり・教育」効果に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12650626
研究機関東京電機大学

研究代表者

吉村 彰  東京電機大学, 情報環境学部, 教授 (60057255)

キーワード学校施設 / 緑化計画 / 教育効果 / まちづくり
研究概要

2001年度はまず、社団法人国土緑化推進機構が主催する「全日本学校関係緑化コンクール」に入選した学校266校を対象に(過去16年間)緑化コンクールとその後の活動を追跡調査した。特に、緑環境と教育実践に焦点を当てたアンケート調査の内容とした。
この結果、(1)20%の学校で緑環境を利用した教育活動の実践が停止していたが、54%の学校で継続的に続いていることがわかった。但し、維持管理やメンテナンス費用等課題も多いことが指摘された。(2)緑環境を利用した学習の教科別活用事例としては、理科・生活科・総合的な学習で顕著な傾向を示したが全教科で利用されていること、全学年で活用していることもわかった。(3)学校の緑環境がシンボルとして認知されるその形態を、緑と学校敷地の配置関係から分類すると、8パターンに類型化することができた。特に、グランド周辺に配された緑がシンボルでありまた、教育的な活用に供していることが明らかになった。エントランス周りなど独立した緑は、記念的・歴史的な意味を持つシンボルとして認識されている。つまり、雑木林など面的な緑と並木のような線的な緑、一本の松やケヤキ、カジュマルのような点的な緑の組み合わせによって学校の緑環境が存在している。
最終年度では、学校の緑環境が地域環境上どのような位置に存在しているのか分析を進める予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉村 彰: "豊かな「学ぶ」空間環境の創造"教育と文化. 26. 13-20 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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