• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

ポリエチレン類共重合体の1次構造とゲル化支配因子

研究課題

研究課題/領域番号 12650891
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

岡部 勝  神奈川工科大学, 工学部, 教授 (00121228)

キーワードエチレン / プロピレン共重合体 / ポリエチレン / 熱可逆性ゲル / 1次構造長 / ゲルの架橋長 / ゲル融点 / 1次マルコフ過程 / 高分子 / 溶媒間相互作用パラメーター
研究概要

エチレン-プロピレン(EP)ランダム共重合体は、コモノマーであるプロピレンの含量(PC)を増加させていくと、結晶性ポリマーからエラストマーへとその性質を変えていく。本研究では、試料にPCが異なる数種のEPランダム共重合体を用いてその1次構造解析をNMRより行い、エチレンが連続してつながる数L(E)を推算した。また、高分子/溶媒間の相互作用パラメーターχを見積もるとともに、ゲルの架橋点を構成するエチレン単位数ζ(E)を推算し、次の結論を得た:
(1)試料中にPCが増加していくと、高分子鎖の1次構造長L(E)およびゲル中での高次構造長ζ(E)はともに減少する;
(2)χとζ(E)の間には著しい相関性があり、χが大きくなるような溶媒中ではζ(E)も大きくなり、ζ(E)>L(E)となる;
(3)χが小さくなるにつれ、ζ(E)【approximately equal】L(E)となり、ゲルの架橋長はエチレン連鎖の1次構造長とほぼ等しくなる;
(4)その系がゲルを形成する限り、ζ(E)<L(E)となることはない。

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi