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2001 年度 実績報告書

イネ細胞質雄性不稔および不稔回復の分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12660008
研究機関秋田県立大学

研究代表者

赤木 宏守  秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教授 (50315587)

研究分担者 森 宏一  秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授 (70166354)
キーワードイネ / 細胞質雄性不稔 / 稔性回復遺伝子 / マイクロサテライト
研究概要

研究目標:
Rf-1遺伝子近傍に位置するDNAマーカーを基点とし、染色体歩行法によりRf-1遺伝子を単離することを目標とした。そのため、本年度は以下の点を目標として実験を行った。
(2)連鎖分析によるRf-1遺伝子領域の絞込み
研究結果:
(2)Rf-1遺伝子領域の絞込み(ファインマッピング)
(1)マッピング用集団の作成
Rf-1遺伝子に関する準同質遺伝子系統間のBC_1F_1からRf-1遺伝子近傍で組換えを起こした個体をDNAマーカーで選抜した。選抜した10個体の後代(BC_1F_2)600個体をスクリーニングし、より内側で組み換えを起こし、かつ、Rf-1遺伝子領域がヘテロな遺伝子型を有する20個体選抜した。さらに、その自殖後代(BC_1F_3)約6000個体を育成し、ファインマッピング用集団とした。
(2)ファインマッピング用DNAマーカーの開発とファインマッピング
Rf-1遺伝子のマッピングデータとDNAマーカーの塩基配列から対応するBACクローンの選抜を行った。対応するBACクローンの部分塩基配列を元にマイクロサテライトマーカーを作成した。このマイクロサテライトマーカーの開発過程でマイクロサテライトを標的とする新規なトランスポゾン、Micron、を見出した。
開発したマイクロサテライトマーカーを用いてBC_1F_2世代を解析した結果、Rf-1遺伝子は2個のBACクローンでカバーされる領域の約120kbの範囲に座乗することが明らかとなった。
さらに、BC_1F_3世代でファインマッピングするため、対応する領域の15箇所についてSTS化し、Rf型系統とrf型系統の塩基配列を比較し、塩基配列レベルでの多型を見出した。これらのマーカーを用いてRf-1遺伝子領域の絞込みを実施中。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Akagi H, Yokozeki Y, Inagaki A, Mori K, Fujimura T: "Micron ; a microsatellite-targeting transposable elements in the rice genome"Molecular Genetics Genomics. 266. 471-480 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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