再生器官の炭素バランスが最終乾重とCO2交換量に関した既報のデータに基づいて20種の樹木について推定された。純呼吸量と乾重成長量との関係は負のy切片を持つ直線で近似された。この直線関係から、。乾重成長量と純転流量、純呼吸量と純転流量との関係が誘導された。純呼吸量のサイズ依存性から純呼吸量は最終乾重量が0.481gを超えると負から正の値に変化した。単位乾重量当たりの転流量は小サイズの再生器官(<0.481g)では、重量成長の再生器官自身の光合成による貢献のため、非常に低かった。乾重成長量/転流量比は双曲線式で近似された。乾重成長量/転流量比は純転流量が高い範囲では樹種に関係なく0.650となり一定値を示した。
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