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2001 年度 実績報告書

担子菌の子実体発生に関与する遺伝子制御因子

研究課題

研究課題/領域番号 12660153
研究機関九州大学

研究代表者

大賀 祥治  九州大学, 大学院・農学研究院, 助教授 (60117075)

キーワードシイタケ / ヒラタケ / ヒマラヤヒラタケ / 食用キノコ / 薬用キノコ / 酵素 / シュロガヤツリ / 多年生草本植
研究概要

1.ヒラタケ菌床での子実体形成時におけるフェノールオキシダーゼとスーパオキシドディスムターゼの活性変動
ペルオキシダーゼとラッカーゼ活性は,菌糸蔓延時に急増し原基形成後低下した.マンガンペルオキシダーゼ活性は,ヒラタケでは原基形成時で低く,子実体生育中に増加した.一方ヒマラヤヒラタケでは全般にわたって低いレベルであった.スーパーオキシドディスムターゼ活性は、菌糸蔓延時では低く子実体生育段階で高くなった.これらのリグニン分解酵素の活性変動は,子実体発生と密接な関係にあることが明らかになった.
2.ヒラタケ栽培へのシュロガヤツリの利用
ヒラタケ属菌のエリンギ栽培でのシュロガヤツリの利用について検討した。シュロガヤツリはカヤツリグサ科に属する多年生草本植物である.スギ培地に比べて,シュロガヤツリ培地で熟成度が高くなった.一次発生では,シュロガヤツリ培地でより多くの子実体が発生した.今回用いた3品種では,KS-72(121%), KS-18(123%), KS-54(120%)となった.ただ,二次発生では急減して,ほとんど子実体発生が望めないことが分かった.水ポテンシャルの測定結果より.シュロガヤツリ培地は二次発生前に極端に水ポテンシャルが上昇して水分環境が適切でないものと思われた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ohga, S., Royse, D.J.: "Transcriptional regulation of laccase and cellulase genes during growth and fruiting of Lentinula edodes on supplemented sawdust"FEMS Microbiol. Lett.. 201. 111-115 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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