研究課題/領域番号 |
12660158
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
坂岡 桂一郎 北海道大学, 水産学部, 助手 (40241377)
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研究分担者 |
志賀 直信 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (30091466)
小林 直人 北海道大学, 水産学部, 助手 (00250506)
梶原 善之 北海道大学, 水産学部, 助教授 (20161044)
目黒 敏美 北海道大学, 水産学部, 教授 (60002341)
米田 国三郎 北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (50001631)
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キーワード | ノルパックネット / データーロガー / 海洋観測 / プランクトン採集 / 練習船 / 調査船 / 船体動揺 |
研究概要 |
水中に存在するプランクトン群集を採集する簡単な方法として、ネットによる曳網がある。 データの互換性を保つために北太平洋標準ネット(ノルパックネット)が広く使用されている。ところが北太平洋高緯度海域では、海況が厳しくプランクトンの鉛直採集においてワイヤー傾角が40度以上となることも珍しくない。こうした場合ワイヤー傾角にてネット到達深度を補正するものの正確な到達深度は不明であった。またうねり等による船体の動揺が水中のネットに伝わり、ネットが大きく上下していることが報告されている。この動揺がプランクトン採集にどの程度影響するのか定量的に扱った研究は少ない。本研究では近年の技術進歩に伴い開発された小型水深データロガーを用いて従来不明であった水面下でのネットの挙動を正確に把握することである。 本年度は、北海道大学水産学部練習船「おしょろ丸」(7月のアラスカ湾において)にてノルパックネットによるプランクトン採集の際、ネット枠に小型水深ロガーを取り付け、1秒毎にネットの、水深を記録、回収後データを読み出し、ネットの挙動を調べた。同時に採集時の海況および船位を記録し、得られたプランクトン資料は湿重量を測定した。 本年度は文部科学省はもとより他省庁、大学の調査船にて様々な海況でのデータを記録し、ネットの水中挙動を観測機器の配置、船体表面積が漂流に与える影響ふまえて比較し明らかにしたい。
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