研究課題/領域番号 |
12660169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
荒井 修亮 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (20252497)
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研究分担者 |
光永 靖 近畿大学, 農学部, 助手 (90319658)
坂本 亘 京都大学, 農学研究科, 教授 (50013587)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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キーワード | CCD / データロガー / ウミガメ / アワビ / サザエ |
研究概要 |
近年のマイクロエレクトロニクスの急速な発展は、水圏生物の行動生態研究に画期的な研究手法を提供するに至っている。特に、テレメトリーを生物行動に応用したバイオテレメトリーは、装置の小型化および記憶容量の増大ならびに伝送データの高度化が著しい。しかし、水圏においては電波によるデータ転送が困難なことから、従来のテレメトリーは比較的単純なデータのみを対象としていた。本研究では"百聞は一見に如かず"の諺どおり、ビジュアルなデータを水圏生物の行動生態研究に導入するべく、新たなデータロガーを開発するとともに、画像処理技術を応用した効率的な観察研究を実施した。 初年度、白黒画像を撮影できるCCDを搭載したCCDロガーの試作品を開発した。本年度において、CCDをカラーに変更した。大きさは92mm×40mm×28mmで空中重量約200gである。初年度は樹脂製のケースで耐圧400mであったが、本年度において、ケースをチタン製に変更し、耐圧500mを実現した。本CCDロガーをタイ国ウミガメ保護ステーションにおいて飼育されているタイマイに装着し、水中画像を撮影した。 CCDによる画像解析を応用し、サザエならびにアワビの行動を自動解析するシステムを構築した。本システムによって、両種の24時間連続行動測定に成功した。
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