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2001 年度 実績報告書

心筋細胞におけるmSox7遺伝子の役割

研究課題

研究課題/領域番号 12670030
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

平岡 芳樹  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (80218768)

キーワード心筋細胞 / 発生 / 転写因子 / Sox遺伝子
研究概要

我々のこれまでに転写因子をコードする遺伝子群であるSOXについて、遺伝子の単離を進めてきた。マウスの神経胚に由来するcDNAライブラリーから、mSox5-L、mSox13、mSox7を単離した。mSox7についてはマウスの卵巣と心臓に強く発現することが、ノーザンブロット分析から明らかになった。抗体を作製し、免疫組織化学的な手法で調べると、卵巣では卵細胞にmSox7特異的な反応が観察され、卵形成におけるこの遺伝子の関与が示唆された。さらに、免疫組織化学を用いて調べたところ、心筋にもこの抗体が反応することが明らかとなった。このような手法で、心臓組織の全域にわたってmSox7の局在について検索を行った。その低倍像を観察したところ、心尖部及び心耳領域に特に強い局在が認められた。また高倍率の像から、mSox7は主に細胞質に局在するで領域と、核に強い局在を認める領域に分類されるようであった。Sox遺伝子は、一般に発生分化に関与する遺伝子であることから、mSox7も心筋細胞の分化等に関わっている可能性は強いと考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hasegawa et al.: "Expression and characterization of xenopus laew's cDNAs, xSox17α1, xSox17α2, xSox1Zα and xSox 18β"GENE. (in press). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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