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2000 年度 実績報告書

身体活動に伴う慢性的血液量変化とアルブミン合成,体内分布変化との関係の解析

研究課題

研究課題/領域番号 12670059
研究機関大阪大学

研究代表者

永島 計  大阪大学, 医学部, 助手 (40275194)

キーワードナトリウム / 腎機能 / 膠質浸透圧
研究概要

ヒトにおける実験からトレーニング効果としての血液量の増加に血液アルブミン量の増加が関与している可能性が示唆されている。アルブミンは膠質浸透圧を維持し、1gのアルブミンは18mlの水と結合すると言われている。申請者は人において強度運動後に血液量の増加とともに血液アルブミン総量が増加することを報告し、トレーサーを用いた研究から肝臓でのアルブミン合成がこの現象に関与している可能性を示している。
血液アルブミンの増加のメカニズムとしてはこのアルブミン合成の増加のほかに、血管内外のアルブミンの分布の変化の2つが大きな要因であると申請者は考えている。このメカニズムを解析するには小動物を用いた実験が必要と考えられる。今回の実験計画ではラットを使った運動トレーニングの方法を確立すること、肝臓でのアルブミン合成をアルブミンmRNAを測定し直接評価し、血液量調節との関係を明らかにすること、運動時のリンパ管系を介した間質から血管内へのアルブミンの動き、毛細血管での間質へのアルブミンの動きを定量化することの3つを大きな目的とする。実験仮説としては動物の活動性(運動量)に伴い血液量、血液アルブミンは増加し、同時に肝臓でのアルブミンmRNAが増加することを予想している。また運動により間質より血管内へのリンパ流が増加する結果、血液アルブミン総量が増加すると予想している。さらに肝臓でのmRNAが運動により増加することが実証されれば、運動により変化する因子、交感神経活動、ストレスホルモンに着目しアルブミン合成ならびに血液量変化への影響を調べている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nagashima,K.and Mack,G.: "Exercise,Nutrition,and Environmental Stress Vol.2"Cooper,LLC(発行予定). (2002)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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