研究課題/領域番号 |
12670315
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
能川 浩二 千葉大学, 医学部, 教授 (40019584)
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研究分担者 |
諏訪園 靖 千葉大学, 医学部, 助手 (90302546)
大久保 靖司 千葉大学, 医学部, 助手 (00301094)
小林 悦子 千葉大学, 医学部, 講師 (80097427)
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キーワード | 神通川流域 / カドミウム汚染 / 総カドミウム摂取量 / 腎尿細管障害 / 尿蛋白陽性 / 尿糖陽性 / 尿蛋白・尿糖同時陽性 / 量-反応関係 |
研究概要 |
1967年と68年に、神通川水系、対照として非神通川水系および両水系が混在している地域に居住する30歳以上の全員を対象とした検診が実施された。尿検査を受診した人数は両年で13183人(男6155年、女7028人)で、受診率は90.3%であった。本研究の解析対象者は米中カドミウム濃度が分かっている部落の、出生以来同一部落に居住している住民および非神通川水系から転入してきた住民である。 尿検査は尿蛋白がズルホサリチル酸法、尿糖gベネデクト法で測定されている。尿蛋白は10mg/dl以上を陽性、尿糖は1/32%以上を陽性として、尿蛋白陽、尿糖陽性、尿蛋白・尿糖同時陽性を判定して入力した。 米中カドミウム濃度は、富山県行政当局が1971年から76年までに神通川流域および近隣の他水系で2.5ha毎に採取した2446試料を分析・公表した値を、部落での平均値を算出して用いた。ただし、1部落の試料数が5個に満たない場合は、近隣部落と合わせて1単位部落とした。部落平均米中カドミウム濃度は0.02ppmから1.06ppmの範囲に分布しており、1部落の最大試料数は145個であった。 総カドミウム摂取量は能川らの計算式により算出した。すなわち、汚染地域住民の場合は(汚染地域居住部落の平均米中カドミウム濃度×333.5g+34μg)×365日×居住年数+50μg×365日×非汚染地域居住年数で算出した。非汚染地域住民では50μg×365日×年齢で算出した。
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