研究概要 |
【目的】長期臥床の影響を運動+1.4G30分間の遠心負荷を10日間負荷したことにより予防可能かを明らかにする。 【方法】健康な12名の男子学生を6人は14日間の6度頭部下方傾斜での長期臥床、他の6名は14日間の6度頭部下方傾斜での長期臥床に60ワット運動+1.4G30分間の遠心負荷を1,2,3,5,7,9,11,12,13,14日の10日間行った群に振り分けて、その前、後1日、後2日に重心動揺を測定した。反応時間、選択反応時間を測定した。 統計は分散分析法の繰り返しのある2元配置法、デュネット法による。 【結果】重心動揺について臥床群運動+遠心群間どちらおいても前の値との比較で、後1日において動揺度が増加し、5%の危険率で有意である。14日間の臥床期間中における運動+遠心の効果に関しては分からなかった。 反応時間および選択反応時間について臥床前の値との比較で1日後2日後において、差が認められない。また、14日間の臥床期間中における運動+遠心の効果に関しては差があるかどうか分からなかった。 【考察】重心動揺について臥床の要因による効果が追認できた。 運動+遠心の要因による効果については分からなかった。 反応時間、選択反応時間について臥床の要因による効果は認められないし、運動+遠心の要因による効果についても分からなかった。
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