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2003 年度 実績報告書

マウスの年齢依存性発現cDNAの系統的解析

研究課題

研究課題/領域番号 12670390
研究機関福井大学(医学部)

研究代表者

飯田 礼子  福井大学, 医学部, 助手 (40139788)

研究分担者 松木 孝澄  福井大学, 医学部, 教授 (10126617)
キーワードペルオキシソーム膜タンパク質 / 細胞内局在 / 年齢依存性遺伝子発現
研究概要

マウス腎の年齢依存性発現タンパク質M-LPに関する研究
1.M-LPの膜トポロジーの解析
MLP-GFPを導入・発現させたCOS-7細胞より調製した膜画分および可溶性画分を、電気泳動によって分離し、抗GFP特異抗体を用いてMLP-GFPの検出を行った。MLP-GFPに相当するバンドは膜画分のみに認められたことから、M-LPはペルオキシソーム膜に局在していることが示された。
次に、N末端をflagでC末端をmycでそれぞれ標識したM-LP(Flag-MLP-Myc)を導入・発現させたCOS-7細胞に膜透過処理を施し、抗flag、抗myc、抗CATまたは抗PMP70特異抗体を用いて免疫蛍光染色を行った。その結果、M-LPのN末端とC末端がいずれもペルオキシソーム膜の外側(細胞質側)にあることが示された。アミノ酸配列に基づく疎水性分析の結果から、M-LPは4つの膜貫通領域(amino acid positions 15-34,51-67,92-110,151-168)、膜貫通領域をつなぐ3つのループ、および細胞質側に突き出したN末端とC末端より構成されているものと考えられた。
2.M-LP mRNAの選択的スプライシング産物の同定
M-LPのRACE産物をさらに精査した結果、M-LPのC末端側の90アミノ酸をコードする新しいスプライシング産物を同定した。そこで、従来の194アミノ酸よりなるM-LPをM-LP_L、M-LPのC末端側90アミノ酸よりなるタンパク質をM-LP_Sと命名した。GFP標識M-LP_Sの遺伝子をCOS-7細胞内で発現させて蛍光を観察した結果、MLP_S-GFPはペルオキシソームではなく細胞質に局在していることが示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坪田 悦子 他: "DNA多型 Vol.12, マウス脳の年齢依存性発現遺伝子"DNA多型学会(印刷中). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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