研究課題/領域番号 |
12670449
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
杉山 敏郎 北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (00196768)
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研究分担者 |
守内 哲也 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 教授 (20174394)
浅香 正博 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10113507)
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キーワード | H.pylori / 接着 / アポトーシス / 外膜蛋白 |
研究概要 |
本研究ではH.pyloriとヒト胃粘腹上皮細胞の接着後の胃上皮細胞におこるアポトーシス関連蛋白遺伝子群およびNF-kBの活性化に関わる蛋白遺伝子群を酵母ハイブリット法を用いて、迅速かつ容易に同定し、H.pyloriと胃上皮細胞の相互作用の分子機構を明らかにする.接着に関連する32種のH.pylori外膜蛋白遺伝子およびcagG遺伝子をPGBT9発現ベクターに組み込み、酵母内で発現させ、さらに、これにpGAD424発現ベクターにヒト胃上皮cDNAライプラリーを導入して、H.pylori外膜蛋白あるいはCagG蛋白と結合する胃上皮蛋白遺伝子cDNAをスクリーニングした. この結果、H.pyloriと胃上皮細胞の接着に関わる可能性が高い45種のH.pylori遺伝子を選別した.さらにcagG遺伝子から特異的合成ペプチドを作成し、特異抗体を作成中である.これらの解析からcagG遺伝子産物と結合するH.pylori外膜蛋白遺伝子を特異的に同定できる.アポトーシス関連蛋白遺伝子群の同定は約600種のヒト胃上皮cDNAを打ち込んだDNAアレイを用い、H.pyloriと胃癌細胞株MKN45を共培養した後、MKN45からmRNAを抽出しスクリーニングした.15種のアポトーシス関連蛋白遺伝子の発現が増強し、そのH.pylori責任遺伝子も同定中にある.研究はおおむね計画に沿って順調に進行中である.
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