• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

遺伝子異常における消化管運動の生理形態学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 12670470
研究機関山梨医科大学

研究代表者

小嶋 裕一郎  山梨医科大学, 医学部, 講師 (80205393)

キーワードc-kit / Ws / Wsラット / NO / muscle strip
研究概要

c-kit異常動物であるWs/Wsラットを用いてmusclc stripを作成し、電気刺激、カルバコール、5hydoroxytriptamine(5HT)など種々の薬剤を用いて、胃の収縮および弛緩について検討した。muscle stripは胃の輪状筋方向に作製し、電気刺激は1msec.400mAの矩形波を用い1、2.5、5、10Hzで30秒間実施した。本条件による収縮および弛緩はテトロドトキシンにより完全に消失した。収縮および弛緩はcontrol ratsに比しWs/Wsラットで有意に増強していた。NOの関与を検討する目的でアトロピンおよびグアネチジンで前処置し収縮および弛緩について検討した。非アドレナリン作動性非コリン作動性弛緩はcontrol ratsとWs/Ws ratsで差はなかった。また、NOの関与を検討する目的でNO合成阻害剤であるL-NAMEを用いてそれぞれの電気刺激による条件下で、NANC弛緩の抑制率を検討した。周波数が低いほどL-NAMEの抑制率は高かった。また、control ratsに比しWs/Ws ratsではL-NAMEの抑制率は低く、NANC弛緩におけるNOの関与が少ないことが示唆された。
また、現在NOSおよびAch-Eを免疫組織化学染色により検討している。これまでの検討ではWs/Ws ratsとcontrol rats間で差は認められなかった。

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi