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2001 年度 実績報告書

非ヘルペス性急性辺縁系脳炎の病因解析

研究課題

研究課題/領域番号 12670631
研究機関久留米大学

研究代表者

庄司 紘史  久留米大学, 医学部, 教授 (90122621)

研究分担者 市山 高志  山口大学, 医学部, 講師 (20263767)
栄鶴 義人  鹿児島大学, 医学部, 教授 (00041351)
綾部 光芳  久留米大学, 医学部, 講師 (40232003)
キーワード急性脳炎 / 辺縁系脳炎 / サイトカイン
研究概要

単純ヘルペス脳炎に類似しているが、ウイルス学的にHSV陰性、画像所見は両側大脳辺縁系に限局した非ヘルペス性急性辺縁系脳炎(ALE)について検討を加えた。Herpes simplex virus(HSV)1、2型、他のヘルペスウイルス群への髄液PCR, enzyme immunoassay(EIA)抗体検索に加え、tumor necrosis factor-α(TNF-α),interleukin-6(IL-6),IL1一β,INF-γ,IL-10などのサイトカイン解析を実施し、ウイルス・免疫学的動態を明らかにする。ALE6例の急性期髄液でのサイトカイン(TNF-α、IL-Iβ、IL-6、IFN-γ、IL-10)を測定、ヘルペスウイルス群共通のPCR、各種ヘルペスウイルス群EIA IgG抗体を中心に検索し,対照には単純ヘルペス脳炎4例の急性期髄液と比較した。 結果:各種サイトカイン中ALEでIL-6の軽度増加(平均:74.0pg/ml),ヘルペス脳炎では、221.3pg/ml,両群間の差がみられた。結論:ALEの定義は混乱がみられるが、サイトカインの変動からもヘルペス脳炎とは異にする病態と推論される。又、1997〜1999年のアンケート調査の結果は側頭葉・大脳辺縁系を主体にしていたが、びまん性、脳幹脳炎などの病型が見い出された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Nishimura Y, et al.: "Differentiation of herpes simplex virus types 1 and 2 --"Journal Infection. 43. 206-209 (2001)

  • [文献書誌] Azuma K, et al.: "Herpes simplex virus type 1 myelitis presenting ----"Internal Medicine. 40. 1068-1069 (2001)

  • [文献書誌] Shoji H, et al.: "Acute viral encephalitis : the recent progress"Internal Medicine. (in press). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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