研究概要 |
1.虚血再潅流部位の毛細血管容量解析 我々の開発した造影剤を用いた心筋内毛細血管容量解析を行っているラット,ウサギの拍動心にて虚血再潅流モデルを作成し、共焦点レーザー走査式顕微鏡で3次元的に観察、NIHイメージを用いた解析を行った。虚血再潅流時間を変えながら虚血時間による再潅流後毛細血管ダメージへの影響を観察しているが、現時点では虚血時間の延長に伴う毛細血管ダメージの増強がとらえられている。 2.コントラストエコー法, ラット、ウサギに対し超音波造影剤を用いた心筋コントラストエコー法を併用したところ、心筋コントラストエコーの染影不良部位に一致した微小血管のダメージを認めている。 3.今後の展開 冠血流速波型の同時記録法を安定させ、血行動態と解剖学的構築との関連を明らかにすると共に、各種薬剤の影響も観察していく。
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