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2000 年度 実績報告書

HTLV-Iキャリア,及びATL患者の皮膚病変におけるアポトーシスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 12670830
研究機関鹿児島大学

研究代表者

瀬戸山 充  鹿児島大学, 医学部, 助教授 (30128433)

研究分担者 四本 信一  鹿児島大学, 医学部・附属病院, 講師 (70244241)
キーワードATLL / Apoptosis / Eccrine gland / Sicca Syndrome
研究概要

われわれはHTLV-I tax proviral DNAが腫瘍細胞のみならず汗腺上皮、血管内皮細胞にも認められることをPCR in situ hybridization法、単離した汗腺上皮でのPCR法、サザーンブロット法にて証明した(Am J Pathol、1998;Int J Cancer、1999)。一方、ATLL患者を含めたHTLV-I感染者に乾燥症候群の併発を認めることがある。このことから、HTLV-I感染を受けた汗腺上皮のアポトーシスについて電顕、Tunel法、免疫組織学化学的手法を用いて検討した。その結果汗腺上皮は光顕的にもいわゆる異常角化すなわちアポトーシスを起こしており、このことは電顕的に核クロマチンの凝集、断片化をもって証明され、さらにアポトーシスを起こした細胞の周囲にCD8+細胞の浸潤とTIA-1 cytotoxic moleculeの発現を証明することができた(2^<nd> International Conference of The Mor Kaposi Research Foundation,2000)。現在、皮疹の自然消退との関連についてもさらに検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 瀬戸山充: "HTLV-I及びATLLの諸相"西日本皮膚科. 62・6. 717-722 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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