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2002 年度 実績報告書

HTLV-Iキャリア、及びATL患者の皮膚病変におけるアポトーシスの研究

研究課題

研究課題/領域番号 12670830
研究機関宮崎医科大学

研究代表者

瀬戸山 充  宮崎医科大学, 医学部, 教授 (30128433)

研究分担者 黒川 基樹  宮崎医科大学, 医学部, 講師 (90234591)
四本 信一  鹿児島大学, 医学部附属病院, 講師 (70244241)
キーワードHTLV-I / ATL / アポトーシス / 汗腺上皮
研究概要

我々は現在までHTLV-I tax provaral DNAが腫瘍細胞のみならず汗腺上皮、血管上皮細胞にも認められることを証明してきた。そしてHTLV-Iの感染を受けた汗腺上皮は光顕的にいわゆる異常角化即ちアポトーシスを起こしていることが考えられ、これを電顕的、免疫組織化学的に証明することができた。
以上のことについて症例をさらに集めて検討した。
皮膚病変を持つATLL22例、HTLV-Iキャリア8例、ATLL以外の皮膚リンパ腫7例、健常人3例について収集、検討した結果、アポトーシスはATLL 4/22、HTLV-Iキャリア1/8,ATLL以外の皮膚リンパ腫0/7、健常人0/3に認められ,アポトーシスの部にはいずれもCD8陽性T細胞の浸潤がありTIA-1分子の発現が認められることが解った。
これらの結果から汗腺上皮のアポトーシスはHTLV-1を標的にして惹起され、その結果汗腺上皮のアポトーシスが起こることが判明した。今後このアポトーシスの臨床的意義について検討する予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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