研究課題/領域番号 |
12670958
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
池淵 恵美 帝京大学, 医学部, 助教授 (20246044)
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研究分担者 |
成田 薫 帝京大学, 医学部, 助手 (40338687)
伊藤 あき子 帝京大学, 医学部, 助手 (20338685)
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キーワード | 精神分裂病 / 社会生活技能 / ロールプレイテスト / 認知機能障害 / 生活技能訓練(SST) / 社会的機能 / 精神障害リハビリテーション |
研究概要 |
本研究の目的:精神分裂病の患者が社会生活を送る上で障壁となる社会生活技能(Social Skills)の障害について、客観的な評価方法を確立し、障害の原因について解析し、治療方法開発の手がかりを得ることである。「社会生活技能評価尺度」の作成と尺度としての信頼性、妥当性の検討を行い、また社会生活技能の構造を解析する。 前年度の経過:研究代表者である池淵が平成6年に公表したビデオによる評価システム(ロールプレイテスト)の改訂版を作成した。作成は福島県立医大・神経精神科・神経生理学研究グループ(代表 丹羽真一教授)と、慶應義塾大学・精神科・神経心理学研究グループ(代表 水野雅文助手)と合同で行った。改訂版の特徴としては、a.ロールプレイテストの刺激場面をこれまでの治療経験や文献レビューをもとに、新たに6場面選定した、b.受信技能の評価のために、これまでの社会的状況認知テストをもとに、設問項目を作成した、c.処理技能評価については、ロールプレイ場面のほかに、遂行機能評価を目的に、Fluency TestとTrail Making Testを併用。 平成13年度:3大学合同の研究会を5回、海外共同研究者であるリバーマン教授を招いての研究会を平成13年7月26日〜29日に実施した。平成13年9月に帝京大学医学部付属病院精神科デイケアにおいて分裂病と診断された15名を対象に、完成した改訂版のfield trialを実施した。さらに平成14年3月に福島県立医大及び慶応大学の関連精神病院において同様のfield trialを実施したうえで、全体のデータ解析を行う予定である。またロールプレイテストの刺激場面の臨床的な妥当性を検証するために、3大学のスタッフ60名と通院中の分裂病患者45名を対象にアンケート調査を行い、6場面いずれも日常生活で重要な状況であることが裏づけられた。
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