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2000 年度 実績報告書

新生児の止血機構と血栓症発症の病態解明並びに治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12671067
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

高橋 幸博  奈良県立医科大学, 医学部, 助教授 (60142379)

研究分担者 古川 千晴  奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (60316073)
キーワード新生児 / 血栓症 / 活性化第VII因子 / ずり応力血小板凝集 / 線維素溶解機構 / 中心静脈カテーテル / 播種性血管内凝固
研究概要

平成12年度の研究実施の概要
新生児の止血機構と血栓症発症の病態解明並ぶに治療法の開発。
1.活性化第VII因子(FVIIa)の簡易測定法の開発。新生児の血漿中のFVIIa量はほぼ成人量の約1/10量であることが判明した。しかし、新生児の敗血症DIC患児で成人対象より2〜3倍とFVIIaの高値が見られた。すなわち、同時期の正常新生児のFVIIaの20〜30倍へ上昇したことになり、FVIIaの新生児DICへの病態に深く関与することが推定された。本年度に論文報告を行う。
2.高ずり応力下血小板凝集での新生児のずり応力血小板凝集の検討から、新生児血漿中にectoATP/ADPase様因子の存在を確認した。成績は本年度に論文を作成する。
3.マイクロタイタープレートを用いた、新生児の線溶能の測定系は、平成12年度に申請し、予算をいただいた申請備品TECANAustriaGmbH/和光純薬の吸光マイクロタイターリーダーを用い測定系を検討している。現在実験中である。
4.新生児DICの原因検索を行い、その主病因が仮死および敗血症であることが判明した。現在、その治療も含め論文作成中である。接触因子およびキニンカリクレイン系を検討しているが、現在、まだ結果を得るには至っていない。
5.血栓予防カテーテル開発の臨床研究は、現在アーガイル社と共同で検討中である。素
6.材等は、現在は公表できない。我々は、同カテーテルでの血栓予防を電顕にて明らかにする。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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