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2001 年度 実績報告書

HDL受容体(SRBI)の発現調節機構とリポ蛋白代謝に及ぼす影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 12671127
研究機関帝京大学

研究代表者

木下 誠  帝京大学, 医学部, 助教授 (70186295)

研究分担者 塚本 和久  東京大学, 医学部, 助手 (20251233)
キーワードSRB1 / 胆汁酸 / HDL
研究概要

高比重リポ蛋白(HDL)には動脈硬化を抑制する作用があることが知られており、低HDL血症では虚血性心疾患の発症が増加することが知られている。血液中のHDL濃度を規定する因子としては、アポ蛋白A-I,A-II濃度、LCTA活性、CETP活性などが知られているが、HDL上のコレステロールエステル(CE)を異化する受容体(SR-BI)も重要な規定因子であることが近年明らかとなってきた。現在までに1)SR-BIはCETP欠損症で認められるコレステロールエステルに富むHDLを正常なHDLに転換する機構を持つこと、2)肝細胞のSR-BIは7a-hydroxlaseを誘導し胆汁酸分泌を亢進すること、を確認した。すなわち、1)CETP欠損症患者のコレステロールエステルに富むHDLは抗動脈硬化作用の弱いHDLと考えられ、SR-BIはそれを正常化すること、また2)SR-BIは胆汁酸分泌を亢進させることで血清コレステロール濃度を低下させていること、が示された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kinoshita et al: "Apolipoprotein E accelerate the efflux・・"J.Athero.Thromb.. 6. 22-27 (2000)

  • [文献書誌] Kinoshita et al: "Doxazoan, anα1 adrenergic anti・〜"Am J.Hypertension. 14. 267-270 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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