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2000 年度 実績報告書

一酸化窒素レドックスによる細胞骨格変成と腸上皮細胞透過性亢進作用のメカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 12671151
研究機関浜松医科大学

研究代表者

海野 直樹  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 講師 (20291958)

研究分担者 櫻井 孝司  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 助手 (50283362)
寺川 進  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 教授 (50014246)
中村 達  浜松医科大学, 医学部, 教授 (00090027)
内嶋 雅人  浜松医科大学, 医学部, 助手 (20252174)
三岡 博  浜松医科大学, 医学部・附属病院, 助手 (10324360)
キーワード一酸化窒素 / 腸上皮細胞 / 透過性 / HIF / 低酸素 / peroxynitrite
研究概要

[目的]一酸化窒素(NO)による腸上皮細胞並びに内皮細胞の細胞骨格制御あるいは変性作用、それに伴う傍細胞間裂隙(tight junction)開大作用のメカニズム。とりわけ近年注目されているNOとsuperoxide(O_2-)とが結合して形成される過酸化亜硝酸イオン(peroxynitrite:ONOO-)とそのredoxの果たす役割について検討する。具体的には、redoxの中で酸性下で形成されると考えられる過酸化亜硝酸(peroxynitrous acid:ONOOH)と高二酸化炭素下で形成されうるnitrosoperoxycarbonate anion(ONOOCO_2-)の腸上皮細胞への影響について検討することを目的としている。
[結果] 初年度(平成12年度)はヒト由来の腸上皮細胞cell lineであるCaco-2細胞を培養ならびに継代し、in vitroの系として確立した。またtight junction機能をみるためvoltage-clampを用いてinside-outside chamber間の電気的抵抗値をオームの法則により測定し、間接的にtight junctionの開大状況について調べることができるようになった。また細胞が低酸素下に置かれた際に発現する転写因子であるHypoxia inducible factor(HIF-1)に注目し、細胞内のHIF-1発現を知る手段として、GFP(ある種の偏光タンパク)をレポーター遺伝子として用い、プラスミドを作成し、細胞の中にトランスフェクトすることに成功した。
[平成13年度] NOとそのredox産物であるONOO-、ONOOH、ONOOCO_2-の腸上皮細胞へのHIF-1発現作用について検討する予定である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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