研究課題/領域番号 |
12671230
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
岡 正朗 山口大学, 医学部, 教授 (70144946)
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研究分担者 |
前田 義隆 山口大学, 医学部, 助手 (30291488)
硲 彰一 山口大学, 医学部, 助手 (50253159)
西田 峰勝 山口大学, 医学部・附属病院, 講師 (80243666)
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キーワード | 肝癌 / NM23-H1遺伝子 / 化学療法 / マイクロアレイ |
研究概要 |
(1)臨床例での検討:肝細胞癌切除例20例でCDDP/5FUの肝動注療法を施行しており、これらの症例は全て肝切除を行い、肝内に残存した肝癌に対し同療法を行った症例である。有効率は約60%であり、治療による延命効果も認めている。現在、NM23-H1の免疫染色を施行中であり、その効果との関係を検討している。 (2)Genechipによる解析:肝細胞癌(HCC)の術後早期肝内再発を予測するシステムを開発するため、沿癒切除HCC33例にて6000個の遺伝子発現をoligonucleotide microarray (Affymetrix社)を用いて解析した。【方法/結果】12例が術後1年以内に肝内再発を生じた。Clustering (unsupervised learning)に比し、supervised learning in statistical pattern recognition (SSPR)法には、再発の有無をラベルづけしたサンプルを用いる教師あり学習の利点がある。SSPR法にて早期肝内再発と関連する12個の遣伝子を選択し、再発予測スコアリングシステムを構築した。12個の遺伝子の内、再発群ではHLA-DR, TNF-alpha inducible protein A20, Staf50等の免疫応答遺伝子の発現低下が特徴的であった。本システムは10回の独立試行全てにおいて未知のテストサンプルを正しく予測することができた。【まとめ】SSPR法に基づく本システムはHCCの肝切除後早期肝内再発予測を可能にすることが示唆された。
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