研究概要 |
概要:平成12-14年度にわたり申請者は、胃癌手術合理化を目的とした新しいナビゲーションシステムの開発に関する研究として、新しいモノクローナル抗体にPEGを結合させた放射標識抗体を作成しその基礎的検討を行なった。 平成12年度の研究成果 消化器癌に特異的に反応するモノクローナル抗体A7の胃癌特異性を向上させるために、A7を更にクローニングした結果,胃癌特異性は70%から90%に向上した。またクローニングしたA7をPEGに結合させることに成功した。 平成13,14年度の研究成果 この抗体をヒトに応用するにあたって、まず動物を用いてその特性を明らかにし、実際に臨床応用できるかどうかを検討した。全身麻酔下にウサギを開腹し、胃の粘膜下に放射抗体を投与し、各臓器、特に所属リンパ節への分布を計測した。PEG化抗体、元の抗体それぞれ5匹ずつ行った。双方ともリンパ節集積性は高く、リンパ節転移を検出するのに充分であった。
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