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2000 年度 実績報告書

消化器癌に対する新しい血管新生阻害因子を用いた遺伝子治療

研究課題

研究課題/領域番号 12671258
研究機関杏林大学

研究代表者

跡見 裕  杏林大学, 医学部, 教授 (60107654)

研究分担者 阿部 展次  杏林大学, 医学部, 助手 (40266747)
徳原 真  杏林大学, 医学部, 助手
杉山 政則  杏林大学, 医学部, 助教授 (20192825)
望月 秀樹  順天堂大学, 医学部, 講師 (90230044)
中浦 寛  杏林大学, 医学部, 助手
キーワード血管新生 / 神経栄養因子 / 遺伝子治療 / PEDF
研究概要

神経栄養因子であるPEDF(human pigment epithelium-derived factor)のin vitroにおける血管新生阻害作用を確認する目的でPEDF遺伝子の細胞への導入を行った。PEDF遺伝子とレポーター遺伝子であるEFGP(enhanced green fluores cence protein)を組み込んだプラスミドを、血管内皮細胞であるHUVEC(human venous endothelial cell)とコントロールとしてヒト胎児腎由来で形質転換細胞である293細胞にトランスフェクションを行った。リン酸カルシウム法では293細胞では20-30%細胞に発現が認められたが、HUVECでは殆ど発現がみられなかった。また、リポフェクション法では293細胞では40-50%とさらに高い効率で発現がみられたが、HUVECでは殆ど発現が認められなかった。腫瘍細胞に対してはPEDFのプラスミドを用いたリン酸カルシウム法やリポフェクション法で遺伝子導入が可能であることが確認されたため、現在、膵癌の細胞株を用いて、遺伝子導入を行っている。HUVECに対しては十分な遺伝子導入が不可能であったため、ウイルスベクターを用いてトランスフェクションを行った。コントロールの実験としてEFGPのみ組み込まれたレトロウイルスベクターをHUVECおよび293細胞へトランスフェクションをしたところ、293細胞,HUVECともに70 80%の高い効率で発現が認められ、ベクターとしての有効性が確認された。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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