• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

末梢神経再生におけるギャップ結合の形態・機能変化とイルソグラジンの効果

研究課題

研究課題/領域番号 12671427
研究機関大分医科大学

研究代表者

北村 裕和  大分医科大学, 医学部, 助手 (70115559)

研究分担者 鳥巣 岳彦  大分医科大学, 医学部, 教授 (70145382)
藤倉 義久  大分医科大学, 医学部, 教授 (10165368)
伊奈 啓輔  大分医科大学, 医学部, 助教授 (20203193)
藤川 陽祐  大分医科大学, 医学部, 講師 (00295180)
キーワードラット / 末梢神経 / ギャップ結合 / コネクシン32 / HAM8抗体 / 細胞間コミュニケーション / 免疫蛍光染色
研究概要

1.ラット正常末梢神経におけるCx32発現の形態学的解析
(1)組織切片での観察
1)蛍光顕微鏡:正常ラット坐骨神経を3%パラフォルムアルデヒドで固定し,洗浄,包埋後,厚さ9μmの凍結切片を作製し,界面活性剤(0.25%Triton-X)処理を行った.その後Cx32を認識するHAM8抗体を,そしてFITC標識抗マウスIgGを反応させ観察した.その結果,反応は末梢神経のランヴィエ絞輪両側に認められた.本実験で固定,処理の条件が決定された.
2)透過型電子顕微鏡:免疫電顕標本観察の前に正常末梢神経の透過型電顕で観察し,その超微形態を確認した.
3)免疫電顕:1)の方法で作製された標本への抗体反応で,2次抗体に金標識抗マウスIgGを反応させ染色し,透過型電顕でHAM8抗原の超微局在を観察した.またその時,2)での結果も十分参考にした.しかし,良好な結果は得られていない.
(2)遊離神経線維での観察
末梢神経を針先でほぐし遊離させた.サイトローターで線維をプレパラートに張り付け,上記処置を行い染色した.得られた結果は(1)と同様でランヴィエ絞輪両側に陽性像を認めた.同標本は蛍光顕微鏡観察し新規に購入した3CCDカメラで画像を記録し,また共焦点レーザー顕微鏡で観察し,デジタルデータとした.
2.ラット正常末梢神経におけるCx32の機能解析
マイクロマニュプレーターでミエリン鞘内にLucifer Yellowを注入し,倒立位相差蛍光顕微鏡下でその拡散状況を観察する予定であったが,現在その技術の修得中である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Zhongyu Liu: "Analysis of gap junction formation in rat hepatocytes by intravenous injection of an anti-connexin monoclonal antibody(HAM8)."Anat.Rec.. 262. 147-152 (2001)

  • [文献書誌] 島田達生: "心筋におけるgap junction領域の立体構築."心臓. 32(3). 226-232 (2000)

  • [文献書誌] Taira H: "MR appearance of paraganglioma of the cauda equina."Acta Radiologica. 41. 27-30 (2000)

  • [文献書誌] Takasita T: "Delayed Paraplegia Caused by the Gradual Collapse of an Infected Vertebra"Clin.Orthop.Rel.Res.. 373. 248-251 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi