研究課題/領域番号 |
12671535
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
須賀 昭信 山口大学, 医学部, 助教授 (50243639)
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研究分担者 |
土田 昌弘 山口大学, 医学部, 助手 (80325216)
高井 公雄 山口大学, 医学部・附属病院, 助手 (10284241)
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キーワード | 賢不全ラット / 腹膜透析 / 腹膜機能 / 腹膜中皮細胞 / サイトカイン |
研究概要 |
CAPDの長期間の継続には非生理的な透析液の曝露によって引き起こされる腹膜変性を防ぐことが必要である。このためには透析中に繰り返される腹膜中皮細胞の傷害・修復過程の解明と修復の促進が必要と思われる。 (1)In Vitro Human and Ratから初代培養した腹膜中皮細胞にNaOHによる傷害を加え、その修復の過程を下記の方法で評価した。 I細胞のmigration,proliferationの光学顕微鏡、ビデオカメラにより観察した。 II細胞外基質、細胞骨格、接着斑の免疫細胞学的染色により観察した。 III修復に関与する各種サイトカインmRNA発現のRT-PCR法により確認した。 また修復の促進が期待できる薬剤を検索し、そのMechanismを解明する予定である。 (2)In Vivo シリコンチューブ留置により長期間安定して行えるRat腹膜透析モデルを作製した。Rat腹膜透析モデルにおいて透析施行時の腹膜変性過程を形態的、機能的に評価する。また上記薬剤添加時の効果、副作用について検討する予定である。
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