研究課題
Western Blotting(方法)pGEX4T-1に組み込んだhumanRXを発現させ、GST-RX融合蛋白を作成した。この蛋白2mg/0.5mlをアジュバントとともにウサギに免役し、5週後に抗Rx抗体を得た。ウシ網膜、水晶体、虹彩、マウス脳、肝臓をRIPA bufferにてホモジナイズし、それぞれの組織蛋白を精製した。これら蛋白をSDS-PAGEにて電気泳動し、ブロッターにてニトロセルロース膜に蛋白をブロットしたものを1000倍希釈の抗RX抗体にてインキュベートした後、ペルオキシダーゼラベルされた抗ウサギIgG二次抗体に反応させ発色させた。(結果)網膜と虹彩のみで特異的に37kDaのbandが見られた。他の組織で見られたbandは抗原とincubateしたRX抗体でも見られ、非特異的なbandと思われる。Immunohisto-chemistryラット眼球をパラフィン固定し、前述の抗RX抗体を用いて免疫組織染色の実験を現在進行中である。CAT assayレポータージーン(アレスチンプロモーター/CAT等)とエクスプレッションベクター(CMV-RXやCMV-CRX)をニワトリ胎児網膜プライマリカルチャーや網膜芽細胞、あるいはcos細胞などに導入しそれぞれの細胞内でのRXもしくはCRXのプロモーター活性を見る実験が進行中である。
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