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2002 年度 実績報告書

神経芽腫間質の造成と胎児創傷治癒の比較

研究課題

研究課題/領域番号 12671746
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

吉澤 穣治  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80261220)

研究分担者 黒部 仁  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (50287231)
金井 正樹  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60256360)
キーワード胎児 / 腫瘍 / 神経芽腫 / MMP
研究概要

平成14年度は、胎児皮下に移植した神経芽腫細胞の発達状況を経過時間毎に測定するとともに、神経芽腫間質におけるMMP, TIMPおよび胎児性フィブロネクチンの発現を定量評価することが研究の目的であった。さらに平成12および13年度に検討したマウス胎児皮膚の創傷治癒における、MMP, TIMP,および胎児性フィブロネクチンの発現と比較検討することであった。
胎児に神経芽腫細胞を移植すると、日齢が若いほど、神経芽腫細胞の発達は抑制された。また、子宮内胎児に神経芽腫細胞を移植後、第1、3、5日目に腫瘍を採取して、凍結保存した腫瘍をOCT compoundに包埋して、3μmの厚さの切片を作製して、免疫組織化学染色を施行した。抗体には、MT1-MMP, MMP-3,TIMP-1,TIMP-2を使用した。各採取腫瘍における免疫組織染色の陽性率は、以下の通りであった。妊娠16日胎児(MT1-MMP 4/10、MMP-3 4/10、TIMP-1 8/10 TIMP-2 9/10)妊娠18日胎児(MT1-MMP 1/10、MMP-3 3/10、TIMP-1 6/10 TIMP-2 6/10)妊娠20日胎児(MT1-MMP 6/10、MMP-3 7/10、TIMP-1 3/10 TIMP-2 3/10)新生マウス手術(MT1-MMP 8/10、MMP-3 9/10、TIMP-1 3/10 TIMP-2 2/10)生後4週マウス手術(MT1-MMP 9/10、MMP-3 9/10、TIMP-1 7/30 TIMP-2 1/10)
本研究は腫瘍細胞内に発現するMMPは、発生段階でその値に違いがみられることが明らかとなった。
【研究発表】
これまでの研究結果はjournal of pediatric surgeryに投稿予定である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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